ソウル半導体がLED市場で世界4位にランクされる 2010.07.26
  • 市場調査会社ストラテジー・アンリミテッドはLEDの世界市場規模を54億ドルと報告
    LEDテレビ向けLEDWの需要が急増~
世界的なLED企業、ソウル半導体(Seoul Semiconductor、本社:韓国ソウル市)は韓国時間7月26日(月)、市場調査会社ストラテジー・アンリミテッド(Strategies Unlimited)が先にまとめたLED市場に関する詳細リポート「高輝度LED市場の概観と見通し 2010年版(High-Brightness LED Market Review and Forecast 2010)」で、売上高 3億100万ドルのソウル半導体がLED市場で世界4位にランクされたと発表しました。

同リポートによると、世界におけるLEDの市場規模は2008年の50億8,000万ドルから2009年は前年比6.2%増の54億ドルに拡大しました。また、LEDテレビの需要増に伴い、LEDディスプレイ製品の売上高は前年比178%増の3億7,000万ドルに達しました。LEDの用途が多様化するなか、さまざまな販売ルートを持つ世界のLEDメーカーの間で順位争いが激しくなっています。

フィリップス・ルミレッズ(Philips-Lumileds)は2008年まで世界4位に位置していましたが、ソウル半導体にその座を奪われて2009年は7位に転落しました。市場調査会社IMS Researchが最近まとめたLED市場に関するリポートでもソウル半導体は世界4位にランクされています。ストラテジー・アンリミテッドのリポートで3位にランクされたクリ―(Cree)とソウル半導体の売上高の差は5,000万ドルにすぎません。言い換えれば、ソウル半導体にとってトップ3は射程圏内ということです。

韓国のLEDメーカーではソウル半導体が世界のトップ10にランク入りしている唯一の企業です。サムスンLED(Samsung LED)が売上高1億7,000万ドルで11位、LGイノテックは1億600万ドルで14位につけていますが、上位グループとは大きな隔たりがあります。

ソウル半導体のLee Sang-minセールス担当副社長は次のように述べています:
「調査リポートはLEDバックライトを搭載した液晶テレビ向けLEDの売上高が全体の10%未満だったものの、昨年は照明システムを含むすべての分野で業績が好調だったことを示しています。今年は中国、日本、台湾向けのLEDテレビ用LEDの供給量が大幅に増える見通しで、これらの市場における売上増に貢献すると予想されます。さらにソウル半導体はLED照明を新たな成長の原動力と位置付け、ゼネラル・エレクトリック(GE)をはじめとする世界的な照明器具メーカー向けに販路を開拓して同市場で主導権を握りたいと考えています」。

大部分のLEDメーカーは現在、子会社や系列会社が形成する専属市場に焦点を合わせています。しかし、ソウル半導体はこれとは異なり、大口顧客からの注文に依存することなく、特定の適用範囲に重点を置いた古い経営体制から脱却して、顧客と製品群の多様化を進めることで安定した成長基盤を確立しています。

ソウル半導体は5,000以上の特許を基盤とした競争力を背景に、EPIからチップ、パッケージ、モジュールに至るLED生産の全プロセスをカバーする垂直統合型システムを構築し、それによって価格面での競争力と市場の状況に対する柔軟性を維持しています。ソウル半導体は将来、適切な生産規模を確保するための積極的な投資と、高い能力を持つ人材の発掘およびトレーニングを計画しています。

ビジネスウィーク誌の「アジア急成長企業トップ100 (Asia’s 100 best high-growth enterprises)」およびフォーブス誌の「アジア優良企業200社(Asia’s 200 leading enterprises)」にランク入りしたソウル半導体は、ECが立ち上げた光学とナノ技術の融合に取り組むプロジェクトグループMONA、クリ―、オスラム、フィリップス・ルミレッズ、日亜化学工業と共にSSL(個体素子照明)分野におけるトップ5の一角として注目されています。照明市場の爆発的な成長が見込まれるなか、ソウル半導体は交流電源で駆動する照明用半導体「Acriche(アクリチ)」を通じた照明用LED市場への本格進出を計画しています。